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 第133回『まちむら興し塾』   2016年7月15日
   テーマ ニューツーリズムとは
    コメンテーター 
    NPO法人ふれあいまちむら興し塾 専務理事 長坂克巳
  大学1年生を迎えて、『まちむら興し』のヘース、これからレジャー
 業界ホテル業界、地域振興に携わっていくのに欠かせない、「ニューツ
 ーリズム」とは何かを取り上げました。
  当日の勉強会・懇親会の写真
 
 1.ニューツーリズム誕生の背景
    グループ旅行が減り、個人旅行が主流となり、旅行者のニーズは
   多様化するともに、各地域ならではのホンモノの旅行商品が求めら
   れるようになりました。

   一方、各地域では、地域の再生や活性化を図るために、地元住民と、
   域外住人との交流を深め、地域ならではの「自然」「歴史・伝統」
   「産業」「生活文化」等の資源を見直し、掘り出し、その資源を活
   用し、旅行者のニーズに呼応する地域密着型(着地型)の、新たな
   形態の旅行(=ニューツーリズム)商品の創出に力を入れ始めるよ
   になってきました

   まさに、ニューツーリズム商品の誕生です。

 2.ニューツーリズムのカテゴリー

 (1)エコツーリズム 

    自然環境等の資源を保護するとともに、自然環境に関連する風俗
   慣習等の生活文化を学び、体験する観光。環境と経済の両立を図る
   ことを目指す。

  ホエールウォッチング、ブナの原生林など野生生物を観察するツ
 アーや、植林や清掃など環境保全のために実際に貢献をするボラン
 ティア的ツアーなど。

  <エコツーリズム推進法 第二条2項(定義)>2006年6月施行
    この法律において「エコツーリズム」とは、観光旅行者が、自然
   ・環境保全などについての知識人から案内又は助言を受け、各地域
    の自然資源の保護・保全に務めながら各地域の自然資源と触れ合
    い、これに関する知識及び理解を深めるための活動をいう。

 
傾斜地と後継者不足で放棄畑が広がる、茶畑の保全・再生活動
   
  茶摘みと下草取り  収穫した茶葉
 
 茶畑保全に駆けつけてしれてボランティアの皆さん 
 
 河川の清掃  植林
 (2)グリーンツーリズム

    農山漁村地域において自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型
   の余暇活動であり、その地区ならではの自然、文化にふれ、農作業
   や農産物加工、地元の伝統料理作り体験、産品を材料とする新メニ
   ュー開発、食育などの活動がこれに当たる。

   また、グリーンツーリズムのカテゴリーとして、
    ブルーツーリズム(海での体験)、
    ホワイトツーリズム(雪国体験)、
    田舎ツーリズム
        なども含まれる。


 【グリーンツーリズム活用・規制緩和民泊】

     農水省はグリーンツーリズムを活用して、農林水産業推進のために、
   農山漁村滞在型余暇活動の促進に関する法律を施行。

   旅館業法の大幅な規制緩和を図り、農林漁家民泊の開業を容易に
   した。

 その法律に基づき、全国的に修学旅行生を中心とした民泊受入体
 制つくりの動きが活発化した。

 民泊の受入をするための規定は、各県ごとに異なりますが、
 主な内容は下記となります。

@ 各受入地区ごとに自治体を含めた関係機関、関係者での受入協
  議会を設立
A 来訪者の安心安全快適性を確保すことを盛り込んだ受入規約の
  作成、
B 受入家庭は規制緩和された法律を踏まえて、旅館業法上の簡易
  宿業の登録を取得、
C 年1回以上消防・保健衛生講習会の参加などを義務づけ
D 各県の「受入指針」を作成し、各県のホームページ等で公布、
  告知をしている。 


   ◆ 農山漁村滞在型余暇活動の促進に関する法律
     http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H06/H06HO046.html     
   
 遊休農地開墾 獣被害防止電気柵設置  野菜栽培・ネット張り
   
 小麦の種まき  収穫前小麦
   
 収穫した小麦で うどん打ち  うどんと旬の野菜の天ぷらを試食
 
 地元と方々との交流
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 (3)ヘルスツーリズム 
   自然豊かな地域を訪れ、そこにある自然、温泉や身体に優しい料理
  を味わい、心身ともに癒され、健康を回復・増進・保持する新しい観
  光形態で、医療に近いものからレジャーに近いものまで様々なものが
  含まれる。
 【事例1】和歌山県 熊野古道(田辺市本宮町ほか熊野地域)
  世界遺産に指定されている熊野古道や、温泉、地元食材など地域資源を
  活用し「健康と学び」の滞在型プログラムを提供している。

   和歌山県世界遺産センターによる熊野レクチャーなど学びの要素も
  加え、歩き、学び、遊び、ふれあい、健康になる「熊野セラピー
  (熊野地形療法)」が楽しめる。
 【事例2】大分県別府市のオンパク(別府八湯温泉泊覧会)
  オンパクとは、別府八湯地域で温泉を核とし、ウェルネス産業を創出
  する目的のプログラム。

  癒し、健康、エコツーリズムなどをテーマに地域資源を活用した体験
  型プログラムによって、集客・交流促進を図る。
 【事例3】新潟県 越後薬膳ツーリズム
  新潟県には、自生する500種類以上の薬草が見られます。

  その自生している薬草の観察や、豊富な薬草を地域食材と組み合わせ
  た薬膳料理、お茶作りや香りを楽しんだり、また歴史文化・温泉など
  を利用して、自然と観光と健康を融合させたもの。

 薬草を利用したお土産品も提供しております。


 <新潟県が進める健康ビジネス連峰政策の補助事業を活用し構築>
   
 温泉  ノルディックウオーク
   
 検診  薬膳料理
(4)産業観光 

 
 歴史的・文化的価値のある工場等やその遺構、機械器具、最先端
の技術を備えた工場等、産業等を生んだ文化や技術の産業発展の歴
史を学ぶ観光。

  ○ ビール・ワイン・ミネラル工場見学。
  ○ 地場の鋳物工場見学・体験、
  ○ 工場群の夜景を
観るナイトクルーズ など。

 【事例】横浜運河41橋クルーズ 横浜市
  神奈川県横浜〜川崎エリアの京浜工業地帯を対象にした観光ツアー
  などを手掛ける京浜臨海部産業観光推進協議会がを実施する。

当日は、京浜フェリーボート社が協議会のキャラクター(カナちゃ
ん、萌ちゃん)を使ったクルーズ船「かなもえ号」を運航。
工場萌え芸人として人気のある「おくまんくん」がガイドを務
める。

 ツアーは大岡川から中村川まで続く運河で41もの橋を見学する。

モダンなデザインの橋梁をはじめ、橋の裏側などを見ながら、歴史
や情緒に触れるツアーです。

料金は12500円(小学生以上)。
催行時間は14001500の約60分。

予約申し込みはティーゲート「旅の発見」
 http://tabihatsu.jp/program/93630.html

   
 アサヒビール北海道工場   馬上かまぼこ店
   
 川崎工場群の夜景  横浜ベイブリッジ
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 (5)ロングステイ(長期滞在型観光) 


 長期滞在型観光は、高齢者、高額所得者等をを対象に新たな国内旅行
需要拡大と地域の活性化の一翼を担い、旅行者にとって地域との交流が
深まり、より豊かな生活を実現することが期待されています。

 【事例1】『長期滞在プラン 
       温根湯温泉「温根湯ホテル四季平安の館」 14日間』
      <北海道フリープラン>コース情報:1名1室、長期滞在 

旅行代金 109,900円〜137,900円 

日数13泊14日(各日朝食・夕食)いくら掛け放題のご朝食が自慢! 

 【温根湯温泉・泉質について】源泉かけ流し重曹泉タイプの単純硫黄泉。

 【事例2】世界一素敵な過疎のまち、お試し居住
   現地集合解散。

  アスパラ収穫、レクの森散策、そば打ち、郷土料理教室、陶芸教室、
  パークゴルフなどの体験プログラムを用意(実費)。

  *東京〜新函館北斗は新幹線で約4時間、新函館北斗駅〜厚沢部は車
  または函館バスで約1時間。

  滞在先:北海道 厚沢部町

  出発日【期間】:67日〜随時応相談

  ●料金 宿泊料(暖房費込)60,000

  ●お問い合わせ 厚沢部町生涯活躍のまち移住促進センター

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 3.ニューツーリズム旅行商品の創出・流通
  多様な旅行者のニーズに対応した、従来からの観光関連事業者等にとら
 われず、地域振興に取組む地域の住民や組織等とも幅広く連携して地域独
 自の魅力を活かした、いわゆる着地型旅行商品の創出・販路拡大。  
  【第3種旅行業者の業務範囲の拡大の規制緩和政策】
  観光による地域振興を進めるうえで、地域の観光資源を熟知した地元の
 中小旅行業者による旅行商品の創出を認める、旅行業法施行規則の一部
 が改正された(平成19年5月及び平成21年3月)。

  この規制緩和により、第3種旅行業者の業務範囲が広がり、対象地区
 が限定されているものの、地元の中小旅行業者が企画旅行の造成・募集を
 行えるようになった。
 【催行の条件】
  第3種旅行業者も、以下の要件を満たす企画旅行の造成一実施が可能
 
 @ 営業所の存する市町村及びこれに隣接する市町村の区域及び観光庁
    長官の定める区域内での実施

   ◇自らの営業所の存する市町村
   ◇自らの営業所の存する市町村に隣接する市町村
   ◇その他観光庁長官の定める区域となる市町村

 A 申込金(20%以内)を除き、旅行開始日より前の旅行代金の収受を行
   わないもの

 B 営業保証金300万円、基準資産額300万円で参入が可能に 

4.観光資源の発掘・活用に向けて 

  ニューツーリズムで、新たに地域の観光資源を発掘し、活用化のため
  の2つの基本的な視点

  @ 従来からある各地域の自然・産業・史跡・歴史・文化(生活・食)
    ・伝統・お祭などの資源を改めて見直し、より深く地域ならでは
     の魅力を旅行者に伝える

  A 限られた観光分野にとらわれず、視野を広げ、地域に埋もれてい
    るあらゆる分野の資源を発掘し、その資源を基に新たな資源を創
    り出し、地域のより魅力を創出する。

   地域の再生や活性化は、観光分野に限らず、地場産業振興や自然
  保護、高齢化対策、健康・生き甲斐促進、雇用促進、定住人口の拡
  大など、地域の様々な分野での活用を図る。

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 【観光資源の発掘・活用に向けたポイント】

 (1)地域の新たな資源の発掘に向けたポイント


    消費者のニーズに合わせ、従来からある地域ならではの資源を見直
   し、埋もれていた資源を掘り出し、更に、資源を活用した新たな魅
   力を創り出し、地域の人たちとのふれあいを通して交流人口拡大を
   図る。

   
     1)観光に旅行者のニーズが高い、エコ・健康・癒し・歴史・食
     などのジャンルを取り入れる。

2)シーズナリティを考慮
  @ 通年での設定 
  A オフシーズン対策


3)お客様の立場で実施時期・期間・時間、場所など、設定に配慮
  @ 年齢(シニア・女性・子様向け)に配
  A 催行人数(一人からの対応がベター) 


 (2)地域内の人材育成に関するポイント

    1)ガイド、インストラクターの確保・育成及び研修

  旅行者に分かりやすく、正確な資源の魅力を伝えるため、ガイ
  ド、インストラクターの育成やレベルアップは不可欠

  @ ガイドの知識・説明内容のスキルの均一化

  A ツアーの出発日毎の内容の統一性を維持

 (3)体験プログラムの創出に向けたポイント

   旅行者の属性や参加形態によるニーズに合わせてプログラムを開発

@ 旅行者が体験して、その成果を持ち帰れる

A 旅行者のスキルに関係なく、誰でもがスムーズな体験可能な
  内容にする。

B 旅行者同士、地元住民とのがふれあいを深める工夫  

C 参加者の人数に応じて対処できる、プログラムの弾力的な運用

D 子ども向け体験プログラムは、教育効果に結びつけられる内容

 (4)旅行商品の行程作成に向けたポイント
   @ 参加者がじっくり体験できるように見学場所や体験メニュー数
     等、旅行者の状況に即した企画。

  特にシニア世代向け商品では、滞在時間を長くし、徒歩移動が
  少ないコー
ス設定等を心掛ける。

   A 体験場所までの交通アクセスが不便な場合は、2次交通を確保。
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 5.商品化に向けた体制
 (1)商品化に向けた体制のポイント
    @ 地域振興に取り組む人材・組織等と連携した、地域内の横断
      的な体制作り。

   A 地域の受入をスムーズにするため、一元的な窓口の設置。

 (2)商品化に向けた体制のポイント  

  1)地域内外での連携のポイント

    @ 地域側の人材や組織を横断的に束ねる体制づくり

      
      A 活性化に関連する個人・団体・組織を統合したコンソーシア
      ムの組織化
(日本版DMO)

      B 計画の中心となる組織やリーダーシップがある人材の確保

      C 外部と各地域のひと・組織と結ぶ役割を担うコーディネータ
      ーの育成


      D それぞれの分野で活躍しているアドバイザー・専門家の参画

      E 滞在をサポートする様々な仕組み作り

  2)旅行会社との連携に向けたポイント
    @ 旅行会社関係者の参加のモニターツアー実施

      A 地域の事情に沿って提携条件・連携先の選択

      B 地域の代表組織・団体が第三種の旅行業を取得し、着地型旅行
      商品の造成
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 6.商品化とマーケットへの訴求
   旅行会社に依存していた着地型旅行の商品化・マーケティングや販
   売促進活動を、
地域主体に切り替えて推進する。
 【商品化とマーケットへの訴求に向けたポイント】
 (1)募集ターゲットの設定に向けたポイント
   1)100キロツーリズムの推進
       認知度が低い観光地域では、観光の販売促進対象地域を大都市圏
    とせず、県内や隣接地域へと対象を絞り込む。。


      近隣市場をターゲットとすることで、販売促進費用、担当者数の
    削減ができ、また、お客様にとってもアクセス時間が短縮され、
    滞在時間がゆっくりと長く取れるようになり、更に、交通費が安
    くなり、その分、訪問地での消費が増える可能性が高まる、一石
    二鳥の効果が期待できる。

   2)販売対象エリアを決定する前に
     事前に当該地域でマーケット調査等を行い、消費者側のニーズ
    を分析。特
に、インバウンドを念頭に、きめの細かい内容・行
    程を配慮することで、誘客の可能性が高まる。


 (2)ニューツーリズム旅行商品の告知に向けたポイント

   @ SNSの告知・募集は万能ではない。
       客層、テーマ及び誘客対象地域により他の告知・集客手段も
     検討する必要がある。

A PRは、不特定の市場を対象ではなく、地域内あるいは特定団
  体に絞りこむ方が効果的である。

B 専門性・テーマ性の高い商品は、告知における口コミ効果が
  高い。    
  そこで、テーマ性と関係が深い組織・団体等へのDMやホーム
  ページへの掲載が効果的である。

C イベンド型の観光資源は、毎年恒例の事業化を目指す
   メニューのマンネリ化に注意し、恒例化し、リピーターの確
  保を図る。

D 旅行代金と旅行商品価値
  ニューツーリズム旅行商品は一般的な旅行商品との異なり、
 「内容が充実しているので、高くはない」と評価されていること
  をアピールする。

   一方、専門性が高い、専門的な内容のツアーは分かりやすく
  説明をし、その内容の魅力を十分、理解してもらう必要がある。

E ノンペイパブ(無料でマスメディア利用)
   新聞や雑誌等のメディアとタイアップし、取材記事などとし無
  料で掲載してもらえるように働きかけをする。


 (3)価格設定をする時のポイント
   ニューツーリズム商品は専門性を追求する事象が多く、価格が高くな
  りやすいため、競合旅行商品の価格等とも比較して、競争力のある価格
  を設定しなければならない、原価の低減を追究する努力は不可欠。
 (4)商品化の際に留意するポイント
   @ プログラムを運用する関係者間で活用資源の特徴やアピールポイ
     ントを共有する。

A 商品化までにの時間を考慮し、地域の関係者・旅行会社等との十
  分な準備期間
調整時間設ける。

B 突然プログラムの実施ができない場合
   天候や受入側の都合で、実施できない場合に備えて、代替プロ
  グラムを必ず用意しておく。

 (5)お客様を受け入れるときのポイント
     お客様の参加形態は、1人旅・夫婦での参加・グループでの参加な
    ど、
多岐にわたるため、その対応が必要となる。

   @ 参加者のニーズに応じた、弾力的な受入体制づくりが必要。

A 事業として定着させるために、通年での受入体制を確保する。

B 対象者の特性や地域側の受入体制の双方の状況を考慮して受入
  期間設定

C 列車、徒歩での参加者のために、レンタカーや地元交通機関利
  用の2次交通
の確保

 (6)旅行商品の事業化に向けたポイント
      継続的・安定的に実施するために

  @ 効率的な集客手段の確保

  A コスト面での採算性の見通し

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 7.プロモーションにおけるPDCA
     プロモーション活動を展開する中で、その品質の向上のためには
   PDCAのサイクルを活用した取り組みが求められる。
    【PDCA各ステップのポイント
   Step1 Plan
     プロモーションターゲットや成果目標の設定と実施プロセスの設計
   が主となり、商品造成時の基本要件を確認し、商品ターゲット(誰に)
   や訴求ポイント(何を)を明確化して、ゴール設定などとあわせて 
   Check
の際の効果を確認するための定量的な成果指標とその測定方法
   の設定を行うことになる。
   Step2『Do』
      プロモーション活動を実際に行うための推進体制の構築と実施が
   主となる。
   Step3 Check
      計画と実績の差異による成果の確認と、振り返りによる課題の抽出
   が主となる。
      具体的なプロモーション成果の測定方法としては、利用者アンケー
   トによる情報人手経路や満足度等による利用評価の把握、記事掲載件
   数、ホームページのアクセス数、リアルタイム検索など、客観的に成
   果の把握が可能な定量的な指標を用いた測定を行うことが重要である。
 

   また、SNSでの発信情報がどのように言及されているかの検証も
 必要である。

  なお、施策の評価は、短期的、中長期的な視点での評価が必要で、効
 果の見込めない施策は、以降の取り組みをやめることも視野に入れる
 必要かある。


   測定された定量的な成果指標による効果検証と共に、関係者等による
 定性的な評価を行い、取り組んだプロモーション活動の成果と課題を
 明らかにし、次期計画策定への活用を図る。

   Step4『Action
    Checkによって導き出されたプロモーションの抽出課題に対する検討
  と改善計画への反映が主となり、施策の見直しと共に、他地域での取り
  組み事例の研究などを行い、より良いプロモーション活動の充実を図る
  ことになる。
 ◆ プロモーション活動におけるPDCAの概要

Step

概 要

plan


・プロモーション実施計画案の策定
 ※ターゲットや成果目標の設定と、実施プロセスの設計

【ポイント/留意点】
 ・滞在プログラム造成時の基本要件の確認
 ・ターゲットとする想定顧客の行動様式等の明確化
 ・訴求ポイントの明確化
 ・プロモーション課題の明確化とゴールの設定
 ・効果的訴求方法の設計と取り組みの優先順位付け
 ・プロモーションの成果指標や測定方法の設定など


Do


・実施体制の構築※プロモーション実施体制の構築と実施

【ポイント/留意点】
 ・単独展開あるいは地域連携による展開
 ・外部協力機関との連携による展開など


Check


・実施プロモーションの計画と実績の差異確認

 ※成果の測定
 ・評価と振り返りによる課題の抽出

【ポイント/留意点】
・成果の測定とその評価
・関係者による定性評価、振り返りの実施
・外部専門家による評価支援
・アドバイスなど


Action


・プロモーション改善計画の指針策定

 ※抽出課題に対する改善(案)の検討と改善計画(次期Plan)  への反映

 【ポイント/留意点】
Checkの効果検証に基づく施策の見直しと棚卸
・他地域の取り組み研究など


 
 
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   勉強会 写真 
 
 施本日の参加者
後列左から 金谷さん、清水さん、樋口さん、佐藤さん
前列 吉田さん、飯田さん、長坂
 勉強会 意見交換 
真剣に耳く 飯田さんと佐藤さん 笑顔で樋口さんと田さん 
勉強会も終了 全員の写真撮影前になごやかに歓談
佐藤さん 樋口さん
   
コメント中 飯田さん 笑顔待ち 2年 金谷さん
   
お茶目な 2年清水さん 笑顔いっぱい1年 吉田さん
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お問合わせ  NPO法人ふれあいまちむら興し塾 
 電話:047−330−4421 
 FAX:047−344−1993
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